子どものしつけ <お手伝い>

お子さんにおうちのお手伝い、何かやらせていますか?

ほんの些細な内容であっても、小さいうちから家のお手伝いを習慣づけておくと、大きくなってからも身の回りのことに気付く、他人の気持ちを思いやるなど、将来の人格形成において大事なことを自然と身につけることができます。毎日のほんの小さな習慣の積み重ねが、立派な情操教育となるのです。

 

~小さなお子さまにもおすすめ♪
簡単にできる家のお手伝い~

■新聞取り

玄関や庭先のポストに新聞を取りに行く仕事を任せてみましょう。朝起きたらまず朝刊、夕刊は配達の時間が大体決まっているでしょうから、「○○ちゃん、○時になったら夕刊取ってきてね」とお願いすれば、時間を意識する教育にもなります。

■ゴミ拾い

リビングや家の中、庭や家の周りなどのゴミ拾いをさせてみましょう。たとえゴミが落ちていなくても、ゴミが落ちてないかな?と意識させることが大事です。ゴミを拾うことで、自分からゴミを散らかさない、道端にゴミを捨てないといった、道徳教育にもつながります。

■靴ならべ

子どものいる家庭では、玄関の靴が多くなり散らかりがちです。
「脱いだ靴をそろえる、きちんとしまう」というしつけは幼稚園ではよく実践されています。せっかくですからお家でも、帰ってきたら自分で靴をそろえる、きちんとしまうを習慣づけましょう。その時に、ほかの靴が脱ぎっぱなしになっていたり、揃っていなかったら並べる、片付けるを任せてみましょう。いつもきれいに整っている玄関は気持ちの良いものです。

~手伝ってくれたことに対し、必ず感謝の言葉を~

 

お手伝いを習慣づけさせる上で大事なことは、まずは一人でやらせてみることです。「自分がした方が早いから」「結局は自分がやるのだから」と手を出してしまいがちですが、そこはぐっとこらえることが肝心です。また「うまくできない」と叱ったり、注意したり、与えた仕事を奪って大人が目の前でやり直しをするようなことは、決してしてはいけません。そうされることで子どもは自信をなくし、自分から率先して何かにチャレンジする意欲を持てなくなってしまいます。最初はうまくできなくて当たり前。できなくても手や口を出し過ぎず、まずは様子を見てください。

 

何より大切なのは、できなくても叱らず、優しい目で見守ってあげること。そして必ず、お手伝いをしてくれたことに対して「ありがとう」の一言を忘れずに。そうすることで子どもは達成感を感じ、もっと上手になりたい!もっといろんなお手伝いしたい!という意欲も湧いてくるかもしれませんよ。