お父さんのための子育て講座
普段はお仕事で、子どもと過ごす時間の少ないお父さん。子ども時代の貴重な時間を共有するためにも積極的に子育てに参加して欲しいものです。ここではお父さんにできる、またはして欲しい子育てのアドバイスをいくつかご紹介します。
はじめは簡単なことでも構いません、子どもと一緒に過ごすだけでも、子どもは安らぎを感じますし、いつもお母さんがしている事を手伝ってあげることで子育ての大変さも理解できるでしょう。
下記は、普段からお父さんにやって欲しいことや、もしもお母さんが病気やケガで子どもの世話ができないときにお母さんに代わってしてほしいことをいくつかピックアップしました。
■お風呂に入れる
まずは汚れが溜まりやすいお尻や脇などよく洗ってあげてください。お風呂で子どもはのぼせやすいので、入浴時間が長くならないように気をつけましょう。お湯の温度は37~40度。赤ちゃんの場合ベビーバスなどを利用する機会もあると思いますが、お湯が冷めやすいのでさし湯をするなど、温度管理に気をつけてください。お風呂から出たら湯冷めしないように素早く体を拭いてあげてください。
■寝かしつける
赤ちゃんなら、毎夜の夜泣きでクタクタのお母さんに代わってお父さんが抱っこして寝かせてあげる、いつものお母さんと違った感覚で、赤ちゃんがすんなり寝てくれることも多いそうです。
幼稚園生になったら、ある程度決まった時間で寝かせるようにしましょう。朝早く起きて昼間にいっぱい遊び、リズムを持った生活ができればしぜんと夜には眠くなって寝てくれます。
■自転車に乗れるよう練習させる
3歳以上になれば三輪車から卒業して、少しずつでも自転車に乗れるよう練習させたいですね。一般的に補助輪を付けて練習させることが多いとおもいますが。最近ではペダルの無い練習用の自転車もありますので、そういったものを利用するか、ペダルを使わせないように外してしまうかして、まずは足で漕がせて、バランスが取れるよう練習させてください。また、用意する自転車は、小学校以降も使えるように大きなものを選びがちですが、両足がしっかり着くものを選んでください。ペダルで漕げるようになったら補助輪を利用するのも一案です。
■幼稚園などの送り迎え
送り迎えは毎日のことなので、たまにはお父さんも子どもと一緒に幼稚園に行ってほしいものです。園までの道のりもお母さんとは違った目線で発見や会話が楽しめるかもしれません。送り迎えに来ているのはお母さん方が多いので不安に感じることもあるでしょうが、子どもの方が幼稚園ではベテランですので案内を任せてみましょう。そして子どもの友達のお母さんたちとも笑顔で挨拶して、顔を知ってもらえば今後も通いやすいし、子どもも嬉しいですね。
■絵本を読んであげる
まず絵本の内容は難しく無く、ストーリーも長すぎないものを選んでください。読み聞かせの速度はゆっくり丁寧に読みましょう。楽しいシーンでは喜んで、怖いシーンでは恐ろしく感じるように、感情を込めて朗読しましょう。子どももだんだん聞き入って感情移入しますよ。朗読は自分で読めるようになるまでのお勉強という意味合いだけでなく想像力も豊かにします。また、テレビアニメなどと違い朗読は子どもと親とのコミュニケーションになります。日頃、子どもと接する時間のないお父さんにこそおすすめですよ。