子育て中の移動手段は?

どこへ行き何をするにも、何かと大変な子どもとのお出かけ。近所のお散歩ならいざ知らず、お買い物や旅行など遠方になるほどハードルがあがります。ここでは移動手段別の注意事項をいくつかチェックしました。

年齢にもよりますが、子どもとのお出かけは大変です。荷物も多くなりがちですし、ぐずり泣いたり、どこかへ行ってしまったり、また子どもの体力的な心配もあります。近くのお散歩ならハードルも低いですが、街にお買い物へ行ったり、泊まりがけの旅行などでは移動が大変です。下記ではお出かけする際の移動手段の各注意事項をチェックしていきます。

■ベビーカーや抱っこひもを利用する

まだ小さい兄弟も一緒にお出かけするときベビーカーは近所のお散歩や、車と併用して利用するのに適しています。しかし階段など段差がある場所は使用できませんし、場所をとりますので電車やバス内では注意が必要です。その点、抱っこひもは、子どもと密着し様々なところで使えますが、子どもを体に乗せているため保護者の体力的負担が大きく、長時間の使用は疲れてしまいできません。移動時の使用場面をイメージし、場所や目的に合わせて利用したいものです。

■自転車を利用する

自転車に幼児用座席を使用し、移動すればかなり広範囲まで、短時間で行けるようになります。最近は、幼児用座席があらかじめ装着され、重心を低くしバランスが取り易くなっている専用の自転車もありますが、そうでない場合、乗車時に幼児用座席と子どもの重量が合わさるととても重くなりハンドル操作に注意が必要です。また、乗車時は万が一に備え子供用ヘルメットの着用をお願いします。

■電車やバスを利用する

都市部などでは電車やバスなどの公共交通機関が発達しているので、車に代わって利用する方が多いと思います。最近では育児中の方に便利な多目的室やスロープ、エレベーターを設置する駅も増え利用し易くなっています。しかし、目的地によって電車やバスが無かったり、乗り換えが多く不便だったりします。乗り換えの多さは、ベビーカー使用時や荷物が多い時はなおさら負担になります。また、注意点としては通勤、通学の時間帯には混雑があるということです。混雑時はベビーカー利用時以外でもなるべく避けましょう。また電車やバスであっても長時間の移動は子どもにとって負担になりますので控えてください。

■車を利用する

地域によっては車移動が一般的なところもあるでしょう。車を使えば移動する際に親も幼児も負担が少なくすみます。ぐずって泣き出したり、騒いだりしても周囲の目を気にせずその場で対応できますし、子どもの人数が多い家族では交通費もばかになりませんから、お金の節約にもなります。
利用する際の注意点として6歳未満の幼児を乗せる場合はチャイルドシートが必要になります。また、夏場は車内の温度が非常に高くなるので熱中症に注意し、絶対に子どもを車内において出かけることのないようにしてください。また、車であっても長時間の移動は子どもにとって負担になります。すぐに飽きてしまいますし、チャイルドシートに長時間座ることを嫌がる子どもも多いでしょう。便利なものですので長所と短所を理解し、上手に利用してください。