運動会で上手に写真を撮るための3つのポイント

運動会といえば、年に一度の子どもの晴れ舞台。
そんな日に、子どもの頑張っている姿をカメラに収めようと意気込んだものの、なぜかピンボケばかり…あるいは奮発して良いカメラを買ってはみたけれど、使いこなせずに上手く撮れない…なんてことありませんか?

今回は、せっかく一眼レフやミラーレスのカメラを買ったのに、運動会の写真が上手く撮れない!そんなお父さんお母さん必見のコツをご紹介します。
 
大きく分けてポイントは3つあります。
 

1、たくさん写真を撮る

子どもが常に動き回る運動会では、とにかくたくさんの写真を撮って成功率を上げるのが鉄則です。
 
●容量が大きく転送速度が速いメモリーカードを選ぶ
容量が大きければより多くの写真を保存することができます。さらに、転送速度が速いとシャッターを切ってからメモリーカードにデータを保存するまでの速度が速くなりますので、続けてすぐに次の写真を撮ることができます。
 
●予備のバッテリーを用意して、充電切れに対処する
突然充電が切れてもう写真が撮れない!なんていうアクシデントを防ぐことができます。
 

2、カメラの性能を活かす

一眼レフやミラーレスカメラは高性能なので、カメラの設定を少し変えてみたり、適切な使いかたを知るだけで上手く撮れることも多くあります。
 
●カメラの本体とレンズをしっかりと支える
基本的なことですが、上手く写真を撮るにはとても大事なことです。右手全体でカメラの右側の側面と底面を支え、左手でカメラを支えつつレンズに手を添え、しっかりとカメラを持ってシャッターを切りましょう。
 
●カメラのモードを「スポーツモード」にしてみる
初心者でカメラのことは良く分からない方も、まずはカメラに備わっているスポーツモードに変えてみましょう。
 
●オートフォーカスの設定を「コンティニュアスAF(オートフォーカス)」にしてみる
オートフォーカスとは、カメラが自動でピントを被写体に合わせてくれる機能のことです。そんなオートフォーカスの一種であるコンティニュアスAFとは、動きのある被写体にずっと焦点を合わせ続けてくれる機能のことです。この機能を使えば、グっとピンボケを防ぐことができます。
 
●望遠レンズを使ってみる
運動会では、常に近くで写真を撮るというわけにもいきません。でもそんな時に望遠レンズがあれば、場所が離れていても迫力のある写真を撮ることができます。
 
●三脚や一脚を使ってみる
たくさん写真を撮っても、後で見てみたら手ブレが酷いものばかり…そんながっかりを防ぐために、三脚を使って撮る方法があります。ただ、三脚だと場所を取ってしまう上に使用が禁止されている幼稚園もありますので、運動会の時には一脚がおすすめです。脚が一本しかないため手で支える必要がありますが、省スペースで手ブレを防ぐことができ、重いカメラを長時間手で持つよりもずっと楽に写真が撮れます。
 

3、撮るときの環境を意識する

子どもと近いという理由だけで撮る場所を決めるのではなく、どこから撮った方が良いのかを意識して場所選びをしましょう。
 
●逆光に気をつける
逆光位置で写真を撮ると、せっかく撮っても顔が暗くて台無し…なんてこともあるでしょう。太陽の位置に気を付けて場所を選ぶとそういった失敗が防げます。
 
●種目中、子どもが向く方向を考える
頑張って近くに場所を取ったのに肝心の種目中には後姿しか撮れないなんてことになると、折角の位置取りが台無しになってしまいます。例えば、玉入れでは子どもとカゴの対角線上、綱引きでは相手側の方に位置取りをするなどして、子どもが種目中にどちらを向くか考えて場所が取れればベストです!
 
●より遠くの高いところから撮る
子どもを近くで見られる場所は人が多く、なかなか場所取りに苦労するかと思います。近くで見るより写真を撮る方に徹したい場合は、少し距離が離れても、高い場所から望遠レンズを使ったりズーム機能を使って撮るのも一つの方法です。
 
 
楽しかった運動会の思い出が蘇ってくるような、そんな素敵な写真が撮れたら最高ですよね。
当日の予期せぬ失敗を防ぐためにも、事前に準備やシュミレーションをしておくと良いでしょう。