幼稚園と保育園の違いは?

幼稚園に入れたいけれど、保育園とは何がどのようにして違うのか、どちらが自分たちの生活に合っているのか、ここでは幼稚園と保育園の違いについてリサーチしました。

 
幼稚園と保育園では基本的な目的が大きく違います。幼稚園は小学校入学前の幼児の学校教育を目的とする文部科学省所管の施設で、教育を行う場です。
幼稚園は満3歳以上の幼児は誰でも入ることができます。私立幼稚園の場合、園ごとに教育やカリキュラムに特色があり、英語教育やスポーツ教育に力を入れているところや自由遊びが中心なところなど様々です。また最近では多くの幼稚園で降園後、登園前のお預かり保育を行い、保育園と変わらないくらいの園も増えています。

保育園は保護者に代わって乳幼児の保育を目的とした厚生労働省所管の施設で、児童福祉の場になります。
保育園では毎日給食があり、また遅くまで預かってもらえるという特長があります。幼稚園と違い長期休みがありませんので、フルタイムで働いている方に有用です。保育園は幼稚園にくらべ子どもを長時間預けることになるので、園の様子や雰囲気などチェックし子どもに負担のないようにしたいものです。園によっては教育に力を入れ、ひらがなや英語を教えているところもあるようです。
 
現在、幼稚園も保育園も「保育指針」という共通の教育理念に基づき運営されているため、どちらが優れているということはありません。保護者の就労状況に合わせての選択になるでしょう。基本的に保育園は両親が仕事についていないと認可されないため、日中に育児ができるご家庭は幼稚園を選ばれ、また共働きの方は保育園を利用する方が多いです。共働きの方であっても祖父母と同居しているなど、子供の世話ができる場合は幼稚園という選択もできます。現在では幼稚園、保育園以外で、認定こども園という選択もあるでしょう。

入園を希望される方に

幼稚園では、入園願書の配布と受付、面接などは多くのところで9月~11月頃に行われます。
幼稚園探しは8月頃までに済ませ、入園に向けての準備を進めておきましょう。
保育園では、期間を問わず、お住まいの市町村の窓口に申請ができます。審査通過後に入園となります。
申請が多くなる4月は混み合うことが多いので、早めに申請を行いましょう。

まとめ

幼稚園は

管轄:文部科学省
法令:学校教育法
対象:満3歳~小学校入学前迄
保育時間:4時間(標準)
長期休業:夏休み、冬休み等あり
給食:任意
保育料: 私立の場合/園による設定。
公立の場合/市町村による設定。
先生の免許:幼稚園教論

保育園は

管轄:厚生労働省
法令:児童福祉法
対象:0歳~小学校入学前迄
保育時間:8時間(原則)
長期休業:なし
給食:義務
保育料:保護者の所得に応じ設定。
先生の免許:保育士