プレ幼稚園は入園準備に必須?

最近、幼稚園入園前に「プレ幼稚園」に通うお子さんが多くなってきました。
一部のアンケートでは既に利用者は3割、予定している人を合わせると半数を超える結果となっています。
「プレ幼稚園」の中身と、「プレ幼稚園」が入園準備に繋がる理由をご紹介します。

プレ幼稚園とは

幼稚園によっては「未就園児クラス」と呼んでいる場合もあります。
いずれも年少さんよりさらに一学年下のお子さん(通常2歳から)が通うものです。
プレ幼稚園は2006年頃から広がり始め、今では7~8割の園で実施していると言われます。当初は空き教室の有効利用でしたが今は園児の囲い込みのために実施している園が多いようです。
費用としては、申込費用、保育料、実費(バス利用の場合はバス代)などがかかる場合が多く、入園した時と同じ、制服や靴、鞄などを購入する必要がある場合もあります。

入園準備にプレ幼稚園

プレ幼稚園に通うことにより、園生活に向けての様々なメリットがあります。

  • 子供が園に慣れる
  • 集団生活を体験できる
  • 先生方と顔見知りになれる
  • 親が一緒にいな状態に慣れる
  • 実際にどんな園なのか体験できる

幼稚園での説明会では良いことしか言わないのが普通ですから、現実的な部分において園の内容や方針が「うちの子に合っているのか」を確かめるためにプレ幼稚園に通うのはいい方法です。

プレ幼稚園での体験の中で「なんか違う」と感じたら別の園を選択することも大切です。そのためのプレ幼稚園でもあります。

プレ幼稚園ではどんなことをする?

プレ幼稚園は、週に1~2回から学期ごとに2~3回など、園によって通う頻度も様々です。

色々なイベント、季節の行事・創作活動を月1~2回を行う園もあります。
なかでも外国の先生による英語の授業やリトミックが人気のようです。
また、親子が一緒のところもあれば分離で活動、前半は一緒で後半から分離という園もあります。

プレに入っていないと入園できない?

エリアによっては幼稚園激戦区と呼ばれる場所があり、そういったエリアにある人気園に通わせたい場合はプレ幼稚園に申し込むことが必須となることもあります。
園の募集にあたり、人気のある幼稚園ではプレ入園が推薦条件となりプレに通っていた子が優先的に入れることが多く、プレ幼稚園メンバーで枠が埋まってしまうこともあります。
ちなみに、人気の幼稚園ではプレ幼稚園申し込みも先着順でかなりの倍率になりキャンセル待ちとなることもあります。
捉え方によっては2歳のプレ幼稚園の段階で入園とも考えられます。

プレ幼稚園の申し込みいつから?

幼稚園にもよりますが、早い幼稚園では前年度の9月ごろから、遅い幼稚園でも春には申込の受付が始まり、5月頃からプレ幼稚園がスタートします。
プレ幼稚園(未就園児クラス)の募集については幼稚園のホームページに載っていることが多いので、希望される方はホームページをチェックしておきましょう。電話等での問い合わせが必要な場合もあります。

プレ幼稚園の注意点

年齢制限の無い園もありますが、一般的にプレ幼稚園は入園する時点で満2歳になっていることが条件です。
募集の際に気をつけたいのは、募集の段階ではまだ2歳になっていないケースが多いということ。

「うちの子はまだ1歳半だから」とノンビリしていて、気づいた時には「プレ幼稚園の申し込みに間に合わない」といったことがないようにしましょう。